5月の東京クラブ
東京クラブ5月例会は、5月18日(火)ところを川越の佐久間旅館に移して開かれました。
欠席者は5名。この季節には珍しく、日傘も雨傘もいらないお誂え向きの天候とあって多くの会員が、12時からの例会に先立って、喜多院や五百羅漢を見学しました。
喜多院では、江戸城より移築された家光公生誕の間や春日局の化粧の間を目にし、400年の歳月に思いを馳せ、また、五百羅漢の前では、表情豊かな五百余体の石像に笑いがこぼれました。
佐久間旅館では、岸プログラム担当から川越の解説を聞き、評判のお食事に舌鼓を打った後、文人、陸海軍指揮官や皇族が宿泊したというゆかりの奥座敷を拝見しました。
その後、全員で山崎美術館に向かい、橋本雅邦画伯の作品に触れ、亀屋さんの美味しい和菓子をご馳走になった後、4グループに分かれ、蔵の町並や菓子屋横丁を散策しました。
水野・岡本グループは江戸中期に建てられたという重要文化財の大沢家住宅に立ち寄りました。
この家屋は、市の1/3が焼失した川越の大火で唯一火災を免れたという防災の鑑のような家で、隅々にまで凝らされた工夫と当時の人の知恵に眼を見張る思いがしました。分厚い壁が中が空洞で6枚もの雨戸の収納場所だったなんて想像できますか?
2グループとは途中から離れ、その後出会いませんでしたが、早々と家路につかれたのでしょうか。どこかでお茶して、おしゃべりの花を咲かせていらしたのでしょうか。
(プログラム委員会)