6月の東京クラブ
東京クラブ6月例会は、気温が30℃を超え真夏日となった6月15日(火)NHK青山荘で開かれました。欠席者は5名。今期最後の例会とあって、萌黄色の着物に紫陽花柄の帯の装いで登場した会長により、ビジネスは滞りなく進められ、昼食後、プログラムに入りました。
プログラムの最初は6月恒例のインスタレーション。今回は例年とは違い、前任者が仕事の内容や楽しさ、苦労といったものを後任に語りかけるといったスタイルで進められ、岸次期会長が、来期のテーマを『遊戯三昧』と発表しました。これは、つまらないことや苦しいことも考えようによっては楽しみに転ずることができるという仏教の言葉だそうです。
インストリングオフィサーから「コロッケが具を変えることによって色々な味になるように、例会もプログラムによって変わってきます。役員はコロッケで言えば、衣の役目で揚げたときパンクしないように、助け合って、粉、溶き卵、パン粉をしっかりつけなければなりません。その上で、コロッケをおいしく揚げるには、油が大事になってきます。個々の会員の協力こそがその油に相当するのです」とのお話があり、新旧役員に神戸コロッケがプレゼントされました。インスタレーションの記念品がコロッケというユニークでユーモラスな発想に会場は家庭的な温かい空気に包まれました。
続いて行われた新しい会員へのインタビューでは「話下手を解消したかったのが入会の動機」と雄弁に語られ、話下手とはどんな状態をいうのか分からなくなったのは私だけでしょうか。
また『私のお薦めプログラム』では、皆いただき!と落札したくなるような素晴らしいアイディアが続出し、一年前にこの企画があったなら、われわれはどんなにラクだったかと思いながらも、来期以降のプログラム委員会に貴重な置き土産ができたことを嬉しく思います。
最後の『今日の話題』は、顔の見えないコミュニケーションについてでした。ネット犯罪が多発する中、タイムリーなテーマで7人が持論を展開し、最終例会は、几帳面な(?)当クラブに相応しく定刻に閉会しました。
(プログラム委員会)