4月のプログラムはパワートークの一環として朗読を取り上げました。
実際に朗読の指導を受けてみようというプログラムで非常に有益なものでした。
講師は望月鏡子先生。日本語教師として、言語学、音声学を研究なさり、朗読の会を設立して からは、朗読の舞台や指導を続けていらっしゃる、とても素敵な方でした。 現在は日本朗読文化協会の実行委員として公演したり、お年寄りや障害者のための活動 も行い、大変活躍していらっしゃいます。
先生の指導でメンバー全員が発声の練習から始め、用意されていた絵本「あらしのよるに」を一人一人指導を受けながら読んでいきました。一見(一聞?)上手に聞こえる読み方も先生の指摘を受けると、なるほど、改善の余地が多々あるものだなあと思われました。そして先生のアドバイスを受けると、なるほど良くなっていくのがわかります。
朗読というものは、単にそれらしく上手に読むことではなく、作者の思いをどれだけ深 く理解し、それを聴衆にどれだけ効果的に、かつ魅力的に伝えられるかということが鍵なのだと、つくづく思いました。今回の実習で得たことは、きっとコミュニケーションの熟達に役立つだろうと思いました。
プログラムの後で先生を囲んでお茶を飲み、さらにいろいろなお話も伺えました。
本当に楽しく役立つプログラムになりました。リーダーとしては時間をすべて先生の ご指導の時間にあてましたので、あまり緊張せずにできたと思いました。
最後に先生をご紹介下さった岩佐さん、ありがとうございました。プログラム委員のみなさまも素適な企画をありがとうございます。そして、みなさん、その後何か家で朗読してみましたか?
4月例会プログラムリーダー 橋爪明子