5月の東京クラブ

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東京クラブの5月例会は恒例のフィールドトリップでした。

今年は脚を延ばして、静岡県三島にあるクレマチスの丘を訪れました。

プログラム委員長のテルテル坊主の甲斐もなく雨模様、期待した富士山の姿は見ることが出来ませんでしたが、しっとりと濡れた新緑と花々が一段と美しく、心が洗われる景色を楽しみました。

総勢24名は10時半に三島駅に集合し、迎えのバスに乗り、ビジネスミーティング会場となる知求塾へ。ここはスルガ銀行の研修センターで、緑に囲まれたモダンな建物です。一段と速やかにビジネスミーティングが行われ、嶋田凱子さんが「ベルナール・ビュッフェ」に関するリサーチスピーチを行いました。ビュフェに馴染みのない方にも彼の一生と絵の傾向が良く理解出来ました。

木村圭吾美術館でいろいろな表情の桜に圧倒されたのち、イタリアンレストラン「マンジャペッシェ」で昼食。新鮮な魚介と有機野菜の美味しいコラボレーションを楽しみながら話が弾み、特に珍しいバーニャカウダに皆さん大喜びでした。

昼食の後は自由行動となりましたが、まず、ヴァンジ彫刻庭園美術館へ。ここはイタリアの現代彫刻作家、ジュリアーノ・ヴァンジの初期から近作までの作品を、ヴァンジ自らが展示をプロデュースした世界唯一の個人美術館で、ヴァンジの世界が堪能出来ます。

次のビュフェ美術館に向かったのは、岩佐さん、目羅さん、山内さん、相川さん、島田の5名でした。このビュフェ美術館は、オーナーである岡野氏とビュフェの個人的な交流を通じて築かれたもので、ビュフェの作品が2000点以上も所蔵されているので、初期から晩年までの作品が順を追って鑑賞できるうえ、いつ訪れても新しい発見が出来るのです。この日の特設展示のテーマは「サーカス」でビュフェ、シャガール、ルオーのテーマに沿った展示が興味深いものでした。帰りを急ぐ方が多かったのですが、もっと多くの方に見ていただきたい美術館でした。

この度のフィールドトリップでは、スルガ銀行の頭取岡野様や皆様に多大なご厚情を頂き、心に残る楽しい経験をさせていただきました。厚くお礼を申し上げます。岩佐さんのお骨折りに感謝申しあげます。