9月
     
                

視覚補材を使ったアイスブレーカー・スピーチ

東京クラブ10月例会のプログラムはワークショップ「視覚補材を使ったアイスブレーカー・スピーチ」でした。スピーチの時間は3分、視覚補材を使用すること、タイトルをつけることを条件として、全員にスピーチを準備してもらいました。各スピーチのすぐ後でテーブル・ディスカッションで評価をしましたので、スピーカーは6人にとどまり、全員に発表してもらえなかったのは残念でしたが、それなりに意味のあるプログラムであったと思います。

アイスブレーカースピーチは、新会員のお目見得スピーチ専用とこれまで解釈していましたが、パワートークトレーナーの資格テストを受けた際に視覚補材を使ってアイスブレーカー・スピーチをするように言われ、その時、アイスブレーカー・スピーチの幅広さと奥の深さを認識しました。会場費を心配して、パワーポイントなどのハイテク視覚補材を使用した人は今回いなかったのですが、パワーポイント以上に迫力のある手作りの補材を用意した人が一人にとどまらず、会員の熱心な準備と発想の豊かさに感動しました。

しかし、3分間で、導入、本論、結論とスピーチを構成するのはなかなか難しい仕事であることも認識しました。3分の制限時間を守るには、言葉を選択し、文章構成を簡潔にして、無駄な表現は一切排除しなければなりません。それでいて、主論はしっかりと聴衆に印象づけなければならないのです。その時間の短さを補い、メッセージを明確にするために視覚補材を利用する訳です。その視覚補材が創造性と独創性に富んでいれば、スピーチはさらに印象的になります。

                  ワークショップリーダー 

 


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