11月例会プログラム「パーラメンタリーディベート」
東京クラブ11月例会のプログラムは、「パーラメンタリーディベート」でした。年度末のプログラムに関するアンケートで、是非やってみたいとの要望があり、クラブとして初めての挑戦です。
「パーラメンタリーディベート」は、イギリスの議会(Parliament)をモデルとして生まれた即席ディベートで、専門知識、証拠資料は要求されず、一般常識の範囲内で議論します。議会がモデルなので、賛成側は与党政府(首相、与党議員)、反対側は野党(野党代表、野党議員)と呼ばれ、評価は、議論の内容(Matter)だけでなく、マナー(Manner)が重要視されます。
ビジネス終了後、論題は「電車・バスの優先席指定を廃止すべきである」と発表し、昼休みに、くじを引いて、与党と野党を決め、それぞれに食事をしながら作戦を練りました。ディベーターにとっては、ゆっくりお食事もできず過酷な時間だったことと思います。
論題「電車・バスの優先席」は、比較的身近な問題だったせいか、それぞれの体験等から白熱した議論となり、緊張しながらも、ユーモアのある楽しいディベート論争となりました。結果は、聴衆の審査員13名中、5対6で野党側勝利でした。
即席スピーチは、事前準備の負担が無い為、取り組みやすいということがありますが、資料なしでディベートできる内容は限られます。今回は、急遽資料3ページを用意し、論題発表後ディベーターに配布しましたが、時間的には1ページ位が適当でした。他にも手順、やり方、評価等に関して反省点はありますが、4名のディベーターの大健闘とプログラム参加者全員の協力のおかげで、東京クラブ初めてのパーラメンタリーディベートは無事終了しました。
プログラム委員会 記
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