9月

6月例会

4月  
     

プログラム後記

10月例会のプログラムは勉強会「財務諸表を読む」、リージョン出前講座を通して、講師に石川恵悟氏(東葛・名城)をお迎えしました。国際の財政逼迫状況の現状を把握し、その問題点の分析と解決への糸口をみつけるための第一歩として、財務諸表の読み方を石川さんに教えて頂く勉強会です。杉谷リージョン第一副会長を初め総勢9名のゲスト参加があり、活気のある例会になりました。

真理をついたインスピーレーション、新入会員とは思えないしっかりしたアイスブレーカー・スピーチに続いて、クラブ会長とプログラムリーダーのユーモア溢れる紹介があり、石川さんの登場となりました。今期のクラブテーマ、「探し物は何ですか」を受けて、「国際の財務諸表には探し物がいっぱいありましたが、みつかりませんでした」と述べ、講義が始まりました。

資料は国際の財務諸表(2010~2011年度)13頁と石川さん作成の附属解説資料7頁です。石川さん作成の解説資料は、色分けした6枚の図表がとてもわかりやすく、この数年の国際の収入・支出・利益などの全体像を把握するのに役立ちました。純資産が2010年と2011年に大きく減少しており、今後が心配されるなか、主な収入は年々減少している年会費のみ、その中でマーケティング戦略(委員会経費)と管理費用メディアサービス(運営経費)の出費が膨大で、この2つの支出項目が最大の問題であることを理解しました。

メディアサービスは50%削減を目標に新規入札を募集することになっており、この出費は改善されるかもしれないと、石川講師は比較的楽観視されているようでした。それよりも、もっと問題なのはマーケティング戦略で、この項目の支出について具体的に何に使われたのかの記述がまったくなく、国際に尋ねても未だに返答はないとのことでした。

石川講師は、約30分の解説の後、質疑応答に移り、さらにグループ・ディスカッションへと導かれました。テーブル配置は6人掛けのグループ・ディスカッション型、5つのテーブルで活発な意見交換や議論が行われました。最後に、各テーブル毎にまとまった意見やさらなる疑問を発表し、全体の議論は続きましたが、ついに時間切れになりました。プログラムリーダーは、今期のプログラム・テーマに因んで、「皆さま、ためしてガッテンされましたか?」とプログラムをしめくくりました。

石川講師の解説のお蔭で、国際が抱える財務上の問題の一端を認識できましたが、その結果、私達の前にはさらに大きな問題があり、その解決に向けて議論を高めるため、一層の勉強と協力が大事であると痛感致しました。


                                                          プログラム委員会

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