プログラム後記 例年ならば5月例会は薫風を楽しみ、美味しいお昼を頂き、ゆっくりと交友を深めるクラブ挙げてのフィールドトリップの月です。が、今年は6月早々に東京ディーズニーランドの地でリージョン大会が開催されるため、会員一同何かと忙しく、のんびり新緑を眺めている暇は無いということになりました。そこで通常の例会を、最もオーソドックスな形で行いました。 全員参加の訓練として「トピックリーダー」を取り上げ、次のことを念頭に置きました。第一に、様々な小ぶりの集会や会合をリードする機会に融通の利く、トピックリーダー(以後TL)の訓練。そのTLは比較的新しい会員3名に経験してもらう。第二は、3名のベテラン会員が其々のTLを評価し、今後に役立つ助言をすると同時に、自らも評価の訓練をする。第三に、スピーチ参加者には即席スピーチの練習になる。第四は、総評によって部分評価を評価してもらい、其々の向上に役立てる。 TLのIさんはA「日本文化について」、NさんはB「私の大切な物」、OさんはC「紫陽花」、という題を提示し、其々5名のスピーカーが1〜2分の話をしました。全く即席で最初に当たるスピーカーと5番目のスピーカーには自ずと話のまとめ方に差が出来るのは仕方がないとしても、題が話す意欲と内容に大きく影響することを学びました。例えば、Aは余りにも大きな題で取掛かり難く、話者は苦戦を強いられました。総評もこの点に触れ、「私の中の日本文化」というような題にすれば自分に引き付けて話せるという助言がありました。Bでは自主的に話したい方も出て、お孫さんからのネックレス、息子さんからの手作りのお守り、墓前での亡き夫との対話、お父様の想い出等、ヴァラエティーに富んだスピーチがありました。Cは一点に集中した題でしたが、この花からの連想が様々で、スピーカーの人柄を楽しく映し出しました。 充実したプログラムであったとの声が多くありましたが、反省点としては、TLの最後のまとめでは自分の話ではなく、スピーチされたことに基づいてまとめる:部分評価は良かった点への比重が多く、もう少し改善点を指摘することによって今後の進歩に貢献すべきであった:等がでました。 プログラム委員会
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