5月例会

4月 6月

プログラム後記

5月例会は恒例のフィールドトリップです。

今年は鎌倉材木座にある 浄土宗大本山 光明寺を訪れ、精進料理を食し、山門を拝観し、写経を体験いたしました。
当日は、予報では午後から雨と言うことで心配されたお天気も、幸いに少しずれ込み、薄曇りの暑くもなく寒くもない行楽日和となりました。早くも集合時間1時間前に到着した会員もおり、予定時間前に20名の会員が全員揃い、広いお寺の一室に案内されました。

プログラムは、平尾静代さんが『鎌倉 あんなことこんなこと』と題して、世間で言い伝えられている鎌倉に関する事柄の真相を明かす事実を紹介してくださり、遠く受験の頃覚えた知識をリニューアルすることができました。


 例会後はまずはお食事。お寺の創設者の名前を冠した、10品以上の精進料理「記主御膳」は、朱のお膳に朱のお椀で統一されていて鮮やかでした。

 続いて山門拝観。「頭上注意」の警告がある狭くて急な階段を上がって、鎌倉最大の規模を誇る山門を、若いお坊さんの案内で拝観いたしました。

 曇天で残念ながら富士山は望めませんでしたが、水害にも耐えて残った梁や柱、木組みの様子は迫力がありました。

最後は写経。仏像の前に机と正座及び椅子席が用意され、1時間ほどかけて、慣れない筆を持ち、心静かに「般若心経」の書写をいたしました。作品を仏様にお供えし、お坊さんに満願成就の読経をしていただき、おだやかな気持ちで例会を終えることができました。

時間に余裕のある11名は、その後タクシーで閉門間際の「報国寺」に駆け込みました。皮を付けたまますっくと伸びる若竹の香りと鮮やかな色に、生命力を感じ、裏木戸から退場した後、近くの「浄妙寺」のお茶室に辛うじて間に合い、緋毛氈に並んで正座して一服のお茶をいただき、夕暮れの庭を眺めて心静かにそして心豊かに今日一日を終え帰路につきました。 


                               プログラム委員会


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