プログラム後記
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2月のプログラムはスピーチコンテストでした。スピーチコンテストはITCのプログラムの中でも特に重要なイベントのひとつです。スピーチコンテスト委員会が何か月も前から準備を重ね、クラブ会員全員で臨む待ちに待ったプログラムです。
曽野綾子の言葉を用いたインスピレーション『進歩とは、横向き、あとずさりの姿を取ることさえある。時には静かに風雨を避けて立ち止まり、うちにこもる生き方を勇気と思える場合もある。それらすべてが進歩なのである。』が、出番を待つスピーカーに勇気を与えます。可憐な花で美しく飾られた演台がいつもと違う雰囲気を醸し出す中、4名の審査員をお迎えしてコンテストは始まりました。
プログラムリーダーの的確で穏やかな進行に沿って、5人のスピーカーが順々にスピーチを行いました。今年はフレッシュな会員からキャリアを積んだベテランまで、幅広いスピーカーが顔をそろえました。
プログラム委員会から各スピーカーに与えられた論題は、「一、三、九」などの漢数字、あるいは「沈、脱、寂」といった漢字一字など、発想と広範な解釈を求められる独創的なものでしたが、スピーカーの皆さんはしっかりと準備をされ、ユーモアを交えながら堂々とスピーチを披露されました。
楽しませるスピーチ、説得するスピーチ、情報を伝えるスピーチとカテゴリーも様々。若い感性、経験が生む洞察力、年長者ならではの語り口など聞き応えのあるスピーチの連続に、90分という時間があっという間に過ぎていきました。
表彰式では優勝者はもとより、すべてのスピーカーに会場から盛大な拍手が送られました。
今回のスピーチコンテストではスピーチコンテスト委員会のリーダーシップのもと、会員全員が何らかの役割担当をこなしました。クラブみんなで力を合わせ作り上げた、心に残るプログラムとなりました。
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プログラム委員会 |
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