プログラム後記
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3月のプログラムは題して「議事法de ステップアップ」、他クラブから5名のゲストをお迎えし、出席者ほぼ30人と活気のある例会でした。「法がなく、すべての人間がそれぞれの正しいと考えるところに従って行動する場合には、真の自由は存在しない。ヘンリー・M・ロバート」のインスピレーションで開会しました。
プログラムは4部構成、第1部はイントロダクションとして、紀元前350年前までに遡る議事法の歴史と、現在まで受け継がれているロバート議事法の誕生と発展についての解説でした。
第2部はレクチャー、動議提出の8ステップのほか、動議の種類、優先順位、修正方法などについても具体的な例をあげての詳しい説明がありました。
第3部はいよいよ全員参加のワークショップ、第2部で勉強したことの模擬実践です。
出席者は3つのグループに分かれ、グループ別に3つの異なる動議が与えられました。
主動議の提出、討議、修正(時には第二修正も)、採決に至る過程を、時にはリーダーの指導を受けながら、グループごとに15分間練習しました。その後、各グループは、その練習成果を披露して発表し、その過程で、時にはリーダーの指導を受けて正しい動議提出、修正、採決の方法を確認しました。3つのグループにそれぞれ与えられた主動議3題は下記の通りでした。
*クラブの備品として、プロジェクターを購入する
*40周年の記念行事は、1泊旅行とする
*80歳以上の会員はスピーチコンテストを辞退することができる
第4部、最後のプログラムは議事法ビンゴ・ゲーム、全員すっかり解放され、沢山のビンゴ当選者が出ました。達成者16人には、ささやかながら、賞品を用意しました。
イントロダクション、レクチャー、ワークショップ、ビンゴと盛りだくさんな企画でしたが、どれも議事法の理解と実践に大いに役立ったように思いました。議事法は一朝一夕ではなかなか会得できませんから、今後とも勉強と経験を継続することが肝要であるとしみじみ感じました。 |
プログラム委員会 |
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