5月例会


4月 6月
  
プログラム後記
夜来の雨が上がり、お日様こそ顔を出しませんでしたがお天気に恵まれ、東京クラブ恒例のフィールドトリップが、ゲスト5名、会員22名参加のもと行われました。今年は都心の緑深き八芳園でお食事を頂き、これもまた緑深き東京都庭園美術館まで足を延ばしてフランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵の「マスク展」を鑑賞して参りました。

例会に先立ち、会員の誘導で八芳園の庭園を散策致しました。園内では美しい景色がいくつも楽しめるので建物の中には絵画が一枚も飾られていない、と言われる通り、池に流れ込む耳に心地よい滝の音、初夏ならではの皐月やつつじの色鮮やかなピンクと木々の緑、雨後の濡れた石など、しっとりと落ち着きのある風情を見せてくれました。 

例会後のプログラムではリサーチスピーチ「八芳園・元大久保彦左衛門邸、旧朝香宮邸」と題して大久保彦左衛門の屋敷であったと言われている300年前から、持ち主を変えながらも現在まで丹精込めた美しい庭園が守られてきた経緯、現在の持ち主が八芳園と名付けた名前の由来、そして朝香宮妃殿下のアール・デコのファッションなどが紹介されました。

お楽しみのお食事は、前菜の「藤花見立て」と題した、9枚の藤の花弁に見立てた器に、9種の旬のお料理を配した品に始まり、御造り、煮物など季節が感じられる美味しいお料理でした。

お食事を堪能したのち、タクシーに分乗して、東京都庭園美術館に向かいました。アール・デコの建物内を丹念に眺めながら感心する人、また再確認する人、そして建物に妙にしっくりとおさまっている「マスク展」を鑑賞いたしました。つい4,5日前の5月15日に旧朝香宮邸が重要文化財(建造物)に指定されたという事です。

鑑賞後も参加者の多くが、美しいガラス張りの新館のカフェで新緑を楽しみながらゆったりとした時を過ごしました。

プログラム委員会
 


樹齢500年の盆栽
                              
 プログラム