12月例会
← 11月 1月→
                      プログラム後記

今年最後の12月例会は、ゲスト3名をお迎えし、恒例のオークションと入札商品の品定めで賑やかな雰囲気のなかスタートいたしました。

「クリスマスとは、ちょっとした余分のことを誰かのためにしてあげること」---アメリカの漫画家で「ピーナッツ」の作者であるチャールズ・シュルツの言葉は今月のインスピレーションにぴったりのものでした。

会員による朗読は、芥川龍之介作「蜜柑」です。落ち着いた、よく通る声で読み進んでいくにつれ、聴いている私たちの目の前に小説の世界が繰り広げられていきました。汽車の窓を開けたあと汽車がトンネルに入る場面では、煤煙が目に入るのではないか、と思わず目を閉じてしまいました。不機嫌だった主人公が、初めは苦々しく思っていた無作法な小娘に優しい気持ちを抱くようになった結末は、目に浮かぶ昔懐かしい風景とともに、聴いている私たちの心をほっとさせてくれる、年の瀬にふさわしいお話でした。

朗読のあとは気分も変わってクリスマスソングの時間です。初めに発声練習もかねて小学唱歌の「雪やこんこ」、「春が来た」の2曲を元気よく全員で歌いました。次に、2グループに分かれ、2曲を同時に歌い、しかも1番と2番は歌を入れ替えるという喉と頭を同時に使うレッスンでした。最後がピッタリ合い、驚いた方もいらっしゃったのではないでしょうか?最後に「きよしこの夜」をソプラノとアルトに分かれてアカペラで2部合唱しました。ハーモニーは今一つ(?)でしたが、即席合唱団のクリスマスソングで気分は盛り上がりました。

いよいよオークションです! バッグやアクセサリー、ストール、セーター、おしゃれな小物やシャンパン、ケーキ等、ずらりと並んだ品々を前に楽しい会話が弾み、賑やかな笑い声とともに次々競り落とされてすべて完売となりました。収益金は東京クラブの運営費に充てられます。クラブのために貴重な品々を提供くださった皆様、お買い上げいただいた皆様に感謝いたします。

今年1年、当サイトをご覧いただきありがとうございました。新年が皆様にとって最良のお年となりますよう心からお祈り申し上げます。

                                                                                                プログラム委員会

 写真はクリックすると拡大してご覧いただけます。
補正予算の申請は期限までに
「40周年記念の集い」
特別委員会報告
プログラムリーダー
穏やかに気配り
朗読は
芥川龍之介作「蜜柑」
シャンパンはいかが? オークション
賑やかな笑い声とともに
入札用の品々 NHK青山荘 最後の昼食
 プログラム