11月例会
10月 12月
  
プログラム後記

プログラムは「心に中和を得れば、即ち人情皆順い、心に中和を失えば、即ち人情皆背く。感応の機はわれに在り」のインスピレーションから始まった。「人の反応は己の中にある。」という意は、まさに「聴く・話すというツールに己が立ち向かうプログラム」にふさわしいものであった。

トピックリーダーがOne word のバリエーションを行った。今回はリーダーが描いた裸婦の絵を題材に、フレーズかセンテンスにてイメージを表現するというものであった。皆は、突然の斬新な絵に一瞬緊張が走りながら、色、かたち、情景、心情と多岐にわたるポイントで絵の隅々まで読み解いていた。多くのことを語れる絵に驚きを感じる見事なアイディアであった。
  
続いて、ディベートで必要とされる二つの主な資質:聴くことと説得する話し方のワークショップを行った。
パート1‘よく聴く‘トレーニングでは、「親は子どもに幼児期から習い事をさせ育てるべきである」という立論を聞いた後、その論の問題点、反駁できそうなポイントを見つけ、それを基に反論の要点をグループで話し合い、発表するものであった。よく聴いていなければ問題点を見つけることはできないということを認識できたのではないかと思う。

パート2‘説得スピーチバトルでは、2人がその場で与えられた 相反する内容の別の論題について、それぞれが2分の説得するスピーチを述べ、聴衆がそのスピーチの説得力の判定をして勝者をきめた。1組目の論題は「パソコンは生活必需品である」対「パソコンは出来れば使わない方がよい」、 2組目の論題は「結婚しても夫婦は別姓にすべき」対「結婚したら夫婦は同姓であるべき」であった。第1段階で勝ち残った各組のウィナーが第2段階で再度また別の相反する論題「年号は西暦に統一し、元号を廃止すべき」対「年号は西暦・元号両方とも使うべき」についてスピーチを行い、説得力のスピーチという観点での最終ウィナーが決められた。また、初めてのゲストが最終ウィナーになるという予期せぬ結果になり、優秀なゲストに来ていただいたことを皆うれしく思い、ITC東京クラブの仲間になっていただきたいという思いを持った。即席スピーチではあったが、皆、それぞれ持てる知識を駆使し 説得するスピーチを展開して、聞いていて面白く、且全員参加型のワークショップができたと思う。 
                                           プログラム委員会
                                      

                                           
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ゲストもご一緒に席に着いて

ONE WORD 
トピックリーダー

ワークショップリーダー テーブル毎に、進行・書記・発表のお役あり
こちらのテーブルはどんな様子? 次のプログラムへ説得スピーチバトル リーダーの説明を聞きながら、脳の中はグルグル回りだす バトルの相手を横目に課題を手にするお二人

 プログラム