3月例会
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プログラム後記

 3月のプログラムは、テーマ「ことばを見つめる」です。歴史家 高坂正堯の「明るみに出ていることの裏にも重要な事実があり、原則には例外があり、出来事には背景がある。」という今日のプログラムにふさわしいインスピレーションから始まった。

最初に、アイスブレーキングスピーチがあり、お仲間をお迎えしご一緒する期待が膨らみました。

さて、テーマ「ことばを見つめる」は1.トピック、2.スピーチ2題、3.グループディスカッションの3部構成でした。

1.トピックは、「お話をつむぐ」と題して、前の話にone sentence加えて次につなげ、最後に“おしまい”で締めくくるという話を創作するワークでした。G1は、”くまさんが森に行きました。”から始まり、様々なものに出会い、“赤ちゃんが生まれました”と結びました。またG2は、“ひげの長いおじいさんがいました”から始まり、“二人のおじいさんが一緒に暮らし、結婚した”と結びました(各12名位)。思わぬ話の展開に笑いがおこり、つなぐ面白さに気づくワークとなりました。

続いて2.スピーチ2題を行ないました。S1は、「今と昔のことばの変化」と題し、外来語、短縮語、横行等に触れ、対策は文学を読むと巧みなスピーチ力で伝えました。S2は、「家庭内の敬語の変化」と題し、戦後1952年教育改革に触れ、小津安二郎の東京物語の同様の場面を用い1953年と2003年の親子の会話の変貌振りを比較しました。2つの論点は、ことばの見方への話題の提供となりました。

最後の3.グループディスカッションは、ことばをめぐる問題点を話し合い、具体例を通して生活面からの問題点を深めて考えられたようでした。例えば謙譲語、丁寧語の使い方が混乱していること、男女逆転する会話などが浮かび上がりました。

ことばをつなぐことを体験的にとらえ、ことばの変化を時代の比較からみて、生活での具体的な問題を深めて考え、ことばを見つめる学びの一つになったのではないでしょうか。 
プログラム委員会
                                                                                   
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会則・決議委員会報告
新組織の会則が落ち着くまでもう少し
プログラムリーダー
初めて? にこやかな笑顔
アイスブレーキングスピーチ
新人登竜門
スピーチ
今と昔の言葉の変化
スピーチ
     家庭内の敬語の変化

    グループディスカッション 
      世代別? 報告者

こちらのグループ報告者
世代の言葉の違いは 

総評
的確な視点は次の一歩に繋がる
 プログラム