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5月例会 |
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5月例会恒例のフィールドトリップは、年間テーマ「歴史に学ぶ」にちなみ 水戸藩最後の藩主・徳川昭武の住まい「戸定邸」を訪ねました。 参加した20名の会員は、遠路はるばるJR常磐線松戸駅に集合し、中華料理店「天廣堂」に徒歩で向かいましたが、日傘が必要なほど良いお天気でした。 ビジネス後のプログラムは磯田道史の「その日歴史が動いた!明治人に学ぶとすれば、『よく学び、柔軟たれ』ということでしょう。昨日までは和式の大工だったけど、明日からは洋式の大工になれるみたいな行動の柔軟性。」という、まさに明治人・昭武にふさわしいインスピレーションから始まりました。 続くリサーチスピーチでは将軍候補として13歳でヨーロッパに渡り、5か国を歴訪した昭武の生涯が紹介されました。兄慶喜と違い、ほとんど人に知られていない昭武の波乱万丈の生涯を知り、「戸定邸」への興味が膨らみました。 その後に行った「今日の話題」のテーマは「旅」。介護のため、最近は旅行できなかったという方、明日からお友達と旅行という方、様々な旅が語られました。 チャイナオードブルから始まった彩り豊かな中華料理は、バラエティに富んだ味で、品数も多く、時間内に収まらないほどでした。 食後、タクシーに分乗しあわただしく向かった「戸定邸」は、ボランティアガイドの方に詳しく説明していただきながら見学しました。 9棟、23部屋に及ぶ建物ですが、徳川家とは思えぬほど質素で堅実な装飾に、静かな気品が漂う建物でした。 その後、早退グループと、他の2グループに分かれ、「戸定歴史館」での昭武の遺品や写真見学と、「松雲亭」でのお茶席を交代で、楽しみました。 お茶席で出された金沢の諸江屋「濃茶落雁」は、お茶を挽く石臼をデザインとし、抹茶の香りで仕上げた生落雁で、抹茶は宇治丸久小山園の「銀閣慈照寺御用達抹茶 向月乃白」を使用しました。 解散後はタクシーに分乗して松戸駅に向かいましたが、時間と体力に余裕のある数名の方は、松戸神社等散策後帰路につきました。
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