2019年 4月例会 |
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東京クラブ4月例会のプログラムはワンポイント教育と教養講座でした。 ワンポイント教育は、基礎を学び直して次のプログラムに繋げていくためのプログラムです。 今回はベテランの会員からディベートについて学びました。 ディベートの基本的なルールや種類についての基礎と、来月のディベートの実際の流れ、行う時の注意点などについてポイントを押さえた説明をして頂きました。 教養講座では、『言語消滅の現状と少数言語の保持』について、イヌイット語の研究者である会員に講師を務めて頂きました。研究の動機となったエピソードに始まり、パワーポイントを使用しながら、カナダの「イヌイットの歴史と寄宿学校などでの同化教育」「バイリンガル教育」「イヌイット語の現状」「他の言語復活、言語保持」について多くの事例を紹介してくださいました。特にアイヌ語については他人事ではないためか皆真剣に耳を傾けていました。 また、豊かな知識を背景に、移民問題や、ニュージーランドのテロの問題など世界で起こっている現象は、言語の問題からきているなどの話しにさらに興味が深まりました。会員からは「英語早期教育の是非」や「言語保持のためにイヌイット語の学習を強制するのは子供には負担でないか」など質問が相次ぎました。インスピレーションは「日本語が亡びるとき」からの引用でしたので「そのうち日本語も滅びるのでは」などの意見が出て盛り上がりました。 言語は人類の資産であり、民族の歴史、文化、知識と深くかかわっていること、また、言語の消滅を防ぐには、その言語を話す人たち自身が自らの言語に誇りを持ち、家庭や地域で使い続ける必要があることなどを学び、私達が無意識に使っている言語について深く考えるきっかけとなりました。 専門的で高度なプログラムで得た知識は、さらなる豊かなコミュニケーションの一助を担ってくれることと思います。 プログラムリーダーの自然なリードで和やかに進行出来ました。
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