雨・風が荒れ狂う嵐のような天候でしたが、会員は余裕を持って集合し、ビジネスは定刻にはじまりました。会場はいつもと異なる会議室で、会長が、新しい年号「令和」を祝うエピソードを述べ厳かな雰囲気が漂いました。
午後のプログラムは、導入式を終え、再入会の新人のユーモアに富む味わい深いアイスブレーキングスピーチで始まりました。
プログラムリーダーが、ディベートをはじめるにあたり、概要と審判の仕方を説明し、モデレーターが、ディベーターの自己紹介に即し、審判の聴き方、情報交換の報告などを通してディベートの状況づくりをし、試合を始めました。
論題は「NHKは民営化すべきである」。肯定側立論は、番組内容に対し国が介入し、政治的公平性を欠いていると指摘し、その理由を公共放送の予算や意思決定を国が握っていると述べた。公平で自主的な運営するために民営化すべきであるとの肯定側の主張に対して、否定側立論は、メディアの信頼度が篤いNHKは、民営化はするべきではないと主張した。その理由は安定的財源により、公平・公正な情報提供、安全・安心な生活への貢献、質の高い番組制作、地域社会への貢献などと多くの例を挙げた。民営化にしたら、このような番組はできないと指摘し立論を成立させた。肯定側、否定側の立論に対して、尋問,反駁が巧みに相手側の論理を崩そうと迫り、最終弁論は、相手側の反論を交わしながら,双方の論を繰り返し分かりやすく主張し、聴衆を説得し続け終了しました。
今回は役に付いていない全員が審査員となり、試合で述べられたことに基づき講評し、どちらかに一票を投じた結果、4対5で否定側が勝利しました。均衡した上の勝利も素晴らしいですが、「今は負けてよかったと思っている。失敗して学ぶことが、勝って学ぶことよりも多いから。」(大坂なおみ)というインスピレーションの言葉が胸に迫ってきました。青空を自由に飛び回る電波をイメージしたスカイブルーの衣装に揃えた肯定側のチームカラーは、さわやかにディベートを締めくくりました。
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アイスブレーキングスピーチ
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久しぶりのディベート 「NHKは民営化すべきである」 |
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プログラムリーダーは笑顔で・・・
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総評は、丁寧に。
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ディベータ―の皆様 お疲れさま!
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