2019年 9月例会 |
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43期の年間テーマは「翔 とびたつ」、プログラムの年間テーマは「共に学ぶ喜び」です。
インスピレーションは、「互いに自由を妨げない範囲において、我が自由を拡張すること、これが自由の法則である」カント。 プログラムは、課題図書梶谷真司著「考えるとはどういうことか」から、「哲学対話」の実践を行いました。最初にPLが「哲学対話」の目的とルールの説明をし、その後、3つのグループに分かれて「哲学対話」を体験しました。 「哲学対話」の目的は、問いかけ、語り、話を聞くことにより、自分の考えを深めることです。その為に8つのルールがあります。➀何を言ってもよい。②人の言うことに対して否定的な態度を取らない。③発言せず、ただ聞いているだけでもいい。④お互いに問いかけるようにする。⑤知識ではなく、自分の経験に即して話す。⑥話がまとまらなくてもいい。⑦意見が変わってもいい。⑧わからなくなってもいい。 「哲学対話」の実践は、グループ毎に椅子を円形に並べて、ファシリテーターが進行役となって行いました。イントロダクションでは「夏休みで一番印象に残ったこと」について全員が一言ずつ述べ、次に対話のテーマをAとBグループは、「普通って何?」Cグループは「常識って何?」と決めて、それぞれ時間ギリギリまで活発に対話が進められました。最後に一つの輪となるように椅子を移動させて、ほぼ全員が感想を述べました。 「哲学対話」は、「ただ聞いているだけでよい。」「話がまとまらなくてもいい。」というルールのおかげで、緊張せずにリラックスして参加できた、楽しかった、面白かったという感想が多くありました。ディベートやスピーチのように無理やり考えさせられるのではなく、自ら考えたいことを考え、語りたいことを語るという心地良さがあると感じました。
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