2019年
9月例会
6月   10月
  
プログラム後記
 43期の年間テーマは「翔 とびたつ」、プログラムの年間テーマは「共に学ぶ喜び」です。

インスピレーションは、「互いに自由を妨げない範囲において、我が自由を拡張すること、これが自由の法則である」カント。

プログラムは、課題図書梶谷真司著「考えるとはどういうことか」から、「哲学対話」の実践を行いました。最初にPLが「哲学対話」の目的とルールの説明をし、その後、3つのグループに分かれて「哲学対話」を体験しました。

「哲学対話」の目的は、問いかけ、語り、話を聞くことにより、自分の考えを深めることです。その為に8つのルールがあります。➀何を言ってもよい。②人の言うことに対して否定的な態度を取らない。③発言せず、ただ聞いているだけでもいい。④お互いに問いかけるようにする。⑤知識ではなく、自分の経験に即して話す。⑥話がまとまらなくてもいい。⑦意見が変わってもいい。⑧わからなくなってもいい。

「哲学対話」の実践は、グループ毎に椅子を円形に並べて、ファシリテーターが進行役となって行いました。イントロダクションでは「夏休みで一番印象に残ったこと」について全員が一言ずつ述べ、次に対話のテーマをAとBグループは、「普通って何?」Cグループは「常識って何?」と決めて、それぞれ時間ギリギリまで活発に対話が進められました。最後に一つの輪となるように椅子を移動させて、ほぼ全員が感想を述べました。

「哲学対話」は、「ただ聞いているだけでよい。」「話がまとまらなくてもいい。」というルールのおかげで、緊張せずにリラックスして参加できた、楽しかった、面白かったという感想が多くありました。ディベートやスピーチのように無理やり考えさせられるのではなく、自ら考えたいことを考え、語りたいことを語るという心地良さがあると感じました。
  
         プログラムリーダー記 
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     お役目に感謝!     話す人は何を言っても良い  聴く人は、否定したり、
 茶化さないで話を受け止める
   議論でなく
  経験に即して話す
 
 
 
 
  話し合いのテーマ
「普通って何」「常識って何」
   哲学対話のルール  「考えるとはどういうことか
  ー0歳から100歳までの哲学」
  話し合いに没頭した
   豊かな時間でした
 プログラム