インスピレーションは、「人は愛するに足りて、真心は信ずるに足る」 中村哲 医師
3月のプログラムは、ワークショップ「オンラインによる『傾聴』を意識したコミュニケーション」でした。昨年度、コロナ感染拡大で対面例会が休会になったため実行されなかったプログラム企画を引継ぎ、今期のオンライン例会に対応した内容に変更して行われました。
今期、東京クラブの例会は全てオンラインZoomで開催されています。オンラインでのコミュニケーションは、実際の距離は離れていても、すぐ近くの画面に顔があって、より身近に感じるというところもありますが一方、視線が合わない、表情が怖い、応答のタイミングがずれる、聴いてもらっている気がしない等、様々な課題があります。 ワークショップでは、オンライン上でもわかりやすく伝わり、気持ちよくやり取りをすることができるようになるための工夫が紹介され、実践しました。
工夫のその1は、温かいまなざしをむけるアイコンタクト、聴いているという合図のうなづきと相づち、そして、「今のお話は○○ですね」などのように要約するという3つの傾聴のステップが具体的に示されました。
工夫その2は、笑顔、真剣な顔、困った顔の「表情」、わかりやすく、明確でシンプルな「言動」、質問ができる、安心感を持たせる「雰囲気」、柔らかい、穏やかな「態度」、そして声のトーン、大きさ、丁寧さ、スピード等の「話し方」で決まる「伝わるメッセージ」を学びました。
ワークショップリーダーの終始優しい笑顔と穏やかな語り口で、ほっこりとした雰囲気の中、大勢のゲストと共に、オンラインの特徴を生かしたパワーポイントとブレイクアウトセッションを楽しみ、もっと聞きたいと思う気持ちで終わりを迎えた実りの多い時間でした。
プログラム委員会
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