プログラム後記
言葉はかけ算に似ている
かけ算はどんな数も最後にマイナスをかけたら答えはマイナスになる〞 斎藤茂太
「ITCってなに?」とある会員の方に伺うと、「言葉を大切にするところ」と返ってきたことを思い
出 しました。心に残るインスピレーションでした。
緊急事態宣言の続く中、今月もオンラインでの開催となりましたが、ゲスト8名をお迎えし、遠方からのご参加もありZoomならではの有難さを実感いたしました。
今月は、昨年度9月に経験済みの二度目となる「哲学対話の実践」を行いました。最初にウォーミングアップとして「ONE WORD」、PLからのお題
「初夏」から各自連想した一言を全員が順に答えました。次にPLが哲学対話の解説、8つのルールと手順を説明したあと、オンラインの特徴を生かし、3つのグループに分かれました。
① 幸せってなに?② 遊びってなに?③ 自由ってなに?と3つのテーマから一つを選びじっくり対話をしました。
3グループとも「幸せってなに?」という問いを選びました。各グループに1名いるファシリテーターの進行で、ブレイクアウトセッション45分を楽しみました。その後、各グループから2名ずつ感想を述べました。私たちには一緒に「考える」仲間がいる、そのことのありがたさに気付き、対話の中からたくさんのヒントをいただいた、という感想がありました。
哲学対話とは、問いに対して他の人と対話し、互いに問い、考え、語り、聞くこと、「考える」ことで自由になることが目的、とPLからの解説にもありました。
対話を通していろいろな考え方があることを知り、皆さまから刺激を受け、これからも皆さまと共に学び続けていこうという思いを持ち、プログラムを終えました。
プログラム委員会
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