プログラム後記
春とは思えないほど北風が強い日が続いていますが、例会が行われた19日はポカポカ陽気の一日でした。会場にはカーネションやカスミソウの他にピンクや黄色の春らしいお花が飾られ、和やかな雰囲気で例会が始まりました。
今月のインスピレーションは「他人の自我にたえず耳を貸さねばならぬことーそれこそまさに読書ということなのだ」という本日のプログラムにぴったりなニーチェの言葉です。
プログラムは、「今日の話題」と「ビブリオバトル」の2本立てでした。
「今日の話題」のトピックは「応援歌」。誰かを励ます歌、頑張る時に背中を押してくれる自分への応援歌、つらい時に頭の中で流れる曲などを伺いました。学校の校歌、童謡、クラッシックの曲などバラエティに富んだ曲名が上がりました。
続いて行った「ビブリオバトル」は東京クラブでは今回が3回目となります。
発表者がお気に入りの本を5分間で紹介し、参加者の質問に答え、全員の投票で
一番面白かった「チャンプ本」が決まります。今回紹介されたのは下記の4冊です。
*「極楽征夷大将軍」 垣根涼介 著
*「紫式部 女房たちの宮廷生活」 福家俊行 著
*「戦場のピアニスト」 ウワディスワフ・シュピルマン 著、佐藤泰一 訳
*「100万回生きたねこ」 佐野洋子 作・絵
4冊のジャンルの異なる本―謎多き将軍を描いた直木賞受賞作、大河ドラマで話題の人物を取り上げた本、悲惨な戦争が続く今だからこそ読んでほしい本、大人でも何度も読み返したくなる絵本―についての四者四様のプレゼンは熱く、楽しく、5分では収まらないほど
でした。その中から、投票で「極楽征夷大将軍」がチャンプ本に選ばれました。
私達はビブリオバトルで「未知の本」を知り、紹介された本から発表者についても未知の面を知ることができました。
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