2025
9月例会


6月 10月

プログラム後記

  今期の第1回目の例会プログラムは、人生の先輩会員の選んだインスピレーション「人は、そのよわいは草のごとく、その栄は野の花にひとしい。風がその上を過ぎると、失せて跡なく、その場所をきいても、もはやそれを知らない」(詩篇103篇より)で始まりました。しみじみ人生を感じさせられました。

 はかない人の世にあって、長く残っている古典の一つである「更級日記」の現代語訳本を東京クラブ会員は夏休みの課題本として読みました。
9月例会では、まず、この本の時代背景と作者菅原孝標の娘についての2題のリサーチスピーチで理解を深め、その後、全会員が読後感想を述べた。現代文と古文の同じ部分の朗読を聞き比べ、我々の受ける印象の違いを味わい、2人の会員が更級日記風に自分の人生の一齣を書いた文を朗読するのを、興味深く聞きました。このような文は、1000年後には興味深く読まれるかもと思うほどの魅力的な文でした。

調べて発表する、短く意見を述べる、朗読などコミュニケーションのいろいろな要素の勉強ができるプログラムになり、他の会員の意見を聞くことで考えの多様性を認識し、楽しむことのできるプログラムになったのではないでしょうか。

日ごとに書く日記はハードルが高くても、会員各自が、今後 時間のある時に、更級日記風に、人生の記録を書くことにつながればいいなと思いました。

49期プログラム委員会


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 プログラムリーダー  リサーチスピーチ  更級日記原文の朗読
 
 
 
 
 
 自分の日記  プログラム企画の立役者  総評


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