5月例会
4月 6月
  
プログラム後記

東京クラブ5月例会のプログラムは1年間で唯一の野外プログラム「フィールドトリップ」でした。今年は『大人の社会見学』と題し、「造幣局東京支局」を訪ねて博物館と工場を見学しました。

当日は朝からあいにくの大雨。電車の遅延が相次ぐ中、ビジネス会場となった池袋のレストラン「リビエラ東京」には一人の遅刻者もなく、2名のゲストを含む皆が元気に顔を揃えました。
「人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの、それは勇気と想像力、そして少しのお金だ」というチャーリー・チャップリンの言葉を用いたインスピレーションが笑顔を誘い、和やかにプログラムが始まりました。
午後の見学に先立ち、プログラムリーダーが「造幣局の紹介」のショートスピーチを行いました。その中で、明治政府による設置から現在に至る造幣局の歴史と変遷を知りました。また、造幣局の主な事業が「貨幣の製造」「勲章・褒章、金属工芸品の製造」「試験・検定」「貨幣の販売」の4つであることも学びました。リーダーの簡潔かつポイントをおさえた紹介で、このあとの見学への期待が大きく膨らみました。

いつもと違う雰囲気での食事を楽しんだあと、「造幣局東京支局」へ移動しました。
現地では最初に10分程度の紹介ビデオを鑑賞したあと、造幣局の方のガイドで「造幣東京博物館」を見学しました。様々な貨幣の実物や作業機、過去の資料など展示されているものはいずれも貴重で興味深いものばかりでしたが、特に皆の関心を集めたのが勲章・褒章の展示でした。見事な細工と美麗さ、圧倒的な重厚感が目を引き、会員からは「この模様にはどんな意味があるのですか」「これはどのような方がつけられるのですか」といった質問が相次ぎました。
次いでプルーフ貨幣の製造工場を見学しました。プルーフ貨幣は収集用の貨幣ということで、その製造工程は通常の貨幣とは異なる特殊な技術が用いられます。打ち出された貨幣が洗浄される工程では、大きな機械から泡があふれ出す様子に会員から驚きの声があがりました。

身近な「貨幣」というものを改めて知り、また6月末で閉局・移転となる「造幣局東京支局」の最後の姿を見届ける・・・。今回のフィールドトリップはまさに「大人の社会見学」といえる思い出に残るプログラムとなりました。

                                             プログラム委員会

 写真はクリックすると拡大してご覧いただけます。

ビジネスのあとは、ゲストも一緒にランチタイム
ランチも楽しみの一つ
ビデオで説明を受けたあと、館内を案内してもらいました
プルーフ貨幣の製造工場はクリーンルームで外から見学です
  お金の歴史に興味津々     
100円玉が19.2kg入った袋、重ーい!
地方自治法施行60周年記念貨幣の発行。あなたの故郷の県は?
近くには懐かしい都電も走っています
 プログラム