3月例会
2 4月
プログラム後記

 好天のお彼岸とは打って変わって、翌日は冬寒むの雨。そんな中、3月例会は、久し振りのお顔も揃い、温かな雰囲気でスタートしました。
 会長挨拶では、萌黄色の巻紙に毛筆でしたためられた便りが紹介され、心ならずも出席が叶わない会員との再会に思いを馳せました。
 インスピレーション「今しなければならないこと、今できることを先へ延ばすことは止めてください。人生で一番大切なのは今です。マーフィーの法則」は、まさに今期プログラムテーマ「今でしょ!」そのもので、今の大事さを改めて実感しました。
 
 本日のプログラムは「語彙と表現力を磨く」がテーマということで、ONE WORDは2パターン実施しました。お題は「卒業」。始めはいつも通りお題から連想していくもの。そして2番目は、直前の人の語から連想していくもので、どう展開していくかが楽しみでした。が、初めてということもあり、万事スローペース、加えて、鯛→日本海→おいしい?となったのもご愛敬でした。
 ワードパワーでは、朝日新聞から選んだという日本語の裾野の広さを感じさせる11語が紹介され、語源やどんな漢字をあてるか等、リーダーのユーモアある解説は、楽しく勉強になりました。
 
 本日の目玉「語彙と表現力を磨くゲーム」は選定された課題語7つを、1語につき3名で説明し、その課題語が何であるかをフロアが当てるというものです。説明文には、平仮名で25字以内を始め、いくつかの制約がありました。「概念」を除き結果的に「勇気」、「シュークリーム」、「元の木阿弥」、「秘密」、「フェイク」、「とんちんかん」の6語が正解されましたが、中にはNGやニアミスの説明もありました。
 続いてフロアから感想が述べられた後、このプログラムの発案者が「哀しみは いつ知るのだろう 幼子は 母の棺の 前にて遊ぶ」を紹介し、どんなタイトルの下で提示された短歌かと問い、一同、その暗く、悲しい情景を思い描きながら、ポツリポツリ回答した後、「哀れ」と発表がありました。

 初めてのプログラムだけに、先が読めない不安を抱えてのスタートでしたが、いつになく、テンポ良く運び、10分を残して終了。日本語の繊細さと奥深さを曲がりなりにも実感でき、合格点は頂けたのではないかと思っています。
プログラム委員会
                                                                                   
 写真はクリックすると拡大してご覧いただけます。
語意と表現力の世界へいざなうプログラムリーダー ONE WORDを進めて楽しむわくわく感 言葉の趣・力・面白さを語るワードパワー 三つの説明から連想する課題語は?
  ・・・キャベツ?  概要?惜しいです。 綿密な話し合いによるプログラムづくり 40周年記念大会の準備
 プログラム