4月例会は、明るく大きな窓が広がる東京ウィメンズプラザの第2会議室で、久しぶりにお互いの顔が見えるロの字型レイアウトで行われました。 プログラムは、「女性天皇について」と「ITC-Jにおける役員の選び方」の2つのテーマの「リサーチスピーチ」と「ディスカッション」でした。 これらのテーマは、3月プログラム「もやもやすること」と題して行った「哲学対話」の話の中に出てきたものから選んで、「リサーチスピーチ」と「ディスカッション」を行いました。「哲学対話」と「ディスカッション」の違いを体験することを目的としました。 「女性天皇について」のリサーチスピーチでは、日本の天皇の歴史、現在の憲法と皇室典範できめられている天皇制度、皇室の現状について述べられました。ディスカッションでは、世代の違いを超えて、「女性天皇」を望む意見が活発に出されました。 「ITC-Jにおける役員の選び方」のリサーチスピーチでは、他クラブでの役員の選び方の現状がリサーチされ、ITC-Jでの役職に対する考え方が述べられました。「ディスカッション」では、役員会・委員会の仕事の負担増加や在り方についての意見が多く出されました。 「哲学対話」は自分の考えを深めることが目的なので、人に話をし、人の話を聴くだけで全体を纏める必要はありませんが、「ディスカッション」は、全体の意見を纏めてより良い結論を導くという目的があります。「哲学対話」との違いは実感できて、一応目的は達成されましたが、「ディスカッション」の訓練方法にはまだ多くの課題があると感じました。
第45期 プログラム委員会