プログラム後記
4月は入学、入社シーズン、東京クラブも2月に入会された会員がアイスブレーキングスピーチを行い、好感度の高いスピーチに今後の活躍が期待されました。
今月プログラムの主題は「伝えるかたち」、私たちの活動は、口頭および文書による発表、報告など「伝える」ことが大きな柱になっていますが、4月プログラムは日頃のITC-Jとは違う視点から人に伝えるということを考えてみました。
1番目のプログラム
三名が「伝えるかたち」を分野の違う本を題材に取り上げ、リサーチスピーチを行いました。
*1300年前に奈良で生まれた万葉集を、現代の奈良弁で訳した本。
令和言葉・奈良弁で訳した万葉集 佐々木 良(著)
全国の中学校の先生からも好評と言われ、スピーチは授業を模したスピーチに軽快な万葉集を耳にして楽しい授業となりました。
*らせん訳「源氏物語」
100年前イギリス人 アーサー・ウェイリーが世界で初めて英訳した「源氏物語」を、現代日本語に再翻訳した毬矢まりえ・森山恵姉妹が、時代と国境を超えた「源氏物語」を取り上げました。
古くから示されたかたち(形式)、言葉に規定される狭いものではなく、表現される人間の振る舞いや、その内にある感情や感覚も含め、人に伝えるということを、スピーカーは事前に資料配付、スピーチ時にも原本、らせん訳にはウェイリーが訳した英語をカタカナ表記(ポイントのみ)にして具体的な説明は圧巻でした。 ウェイリーは、当時のイギリスの文化に同化するようにシェクスピアの言葉を引用して翻訳した部分がある。インスピレーションは「シェクスピア」の言葉を紹介して、イマジネーションを繋いでいました。
*第8回【料理部門】大賞受賞したカレンの台所 滝沢カレン著 この本は、分量も工程もレシピの概念を覆す表現の数々。言葉の魔術師・滝沢カレンが綴る、超感覚レシピ! この本の魅力はどこにあるのか? スピーカーはイラストの紹介や一部を朗読してカレンの言葉の魔術に迫りました。
2番目のプログラム
ワークショップは広告文を作って、伝えることを体験しました。
最近の新聞広告を用意して2人1組で広告文の作成に取り組みました。
作成した広告文を新聞広告に貼り付け、各グループが発表しました。
PLの進行で各作品の感想を述べ、創作は刺激的なプログラムでした。
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48期プログラム委員会
写真はクリックすると拡大してご覧いただけます。
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アイスブレーキングスピーチ |
「伝えるかたち」
プログラムリーダー |
=リサーチスピーチ=
奈良弁で話す「万葉集」: らせん訳「源氏物語」: 「カレンの台所」 |

ワークショップリーダー |
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=ワークショップ「広告文を作る」=
2人1組で広告文を作成、グループ毎に発表 |
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